About plus den furniture.について
修行のため飛騨高山に。
家具製作を1から学べる環境。
あっという間に過ぎる時間。
その後、縁があって岐阜県飛騨高山にある、家具製作を1から学べる会社に転職しました。最初は先輩の手伝いやカンナを当てるなど簡単(に見える)作業からのスタート。でも、一見簡単に見える作業でも細かくなればなるほど奥が深く、難易度も高くなり…。学びの連続でした。
給料は手取り10万円ほど。今考えると驚きの給料ですが、それでも家具製作を1から学べる環境で生活できていることが嬉しく、“技術を早く覚えて新しい家具を早く作りたい“という想いが強くなり、家具製作に夢中な日々でした。
その会社は若い人が多い職場だったので、お互い切磋琢磨しながら新しい家具を作っていました。その中でも椅子の製作は特に難しく、角度や木の太さなどによって強度が変わるため、何度も失敗しながら製作したのは良い経験になっています。製作している時間が本当に楽しく、1日1日が一瞬で終わり…、気づいた時には自信を持って一人で家具を製作できるようになっていました。
さらなる技術を求めて大都会東京へ。
リメイク、リペア、新しい発想との出会い。
その後私は“東京へ行けば新しい家具を製作できるのではないか…“とさらなる技術を求め東京のアンティークショップに転職しました。
そのお店では古い家具を仕入れて、全く別の家具を製作するリメイク家具の製作、そしてリペア(家具の修理)がほとんど…今までは図面通りに家具を製作していたため、図面なしで好きなようにアレンジできることに衝撃を受けました。
どのように手を加えれば、古い家具がもう一度使用できる家具になるのか…など自分で考えて新しい発想を生み出せることに楽しさを感じる毎日でした。
とてもやりがいを感じていたのですが、東京での生活に厳しさを感じるようになり地元札幌に戻ることを決意しました。
やっぱり1から家具製作したい。
札幌に戻り家具製作会社に就職したのですが、会社という組織の中では今まで覚えてきた技術を発揮できない、やりがいを感じことができないと実感。そして3ヶ月で退職…自分が好きな家具を製作したい想いが高まり2016年にプラスデンファニチャーを創業しました。
ワクワクする気持ちを胸に創業しましたが、名も無い私が製作する家具は売れることはなく…イベントなどで小物を販売する毎日を送っていました。
そのような不安な日々を過ごしていたある日一人のお客様からお子さま用の椅子の注文をいただけました。その時は思わず飛び上がるくらい嬉しかったです。
それから徐々にオーダー家具の受注をいただけるようになり、現在ではリピートして注文してくるお客様もいたりと、本当にやりたかった1から製作する家具製作ができて充実した毎日です。
世代をこえて
長く安心して使用できる
家具を作り続けたい
オーダー家具、リメイク商品はお客様のご要望に合った木を、一本一本選別するところから始まります。また、使いやすさを追求するため、お客様のお身体の大きさやライフスタイルに合わせて数ミリ単位で調整を行います。
このように細部にわたり職人の手間と知識が必要となりますので大手家具店の家具と比較するとお手頃価格ではないかもしれません。
しかし、プラスデンファニチャーの家具は使えば使うほどに味が出ます。10年経ったら10年分の良さが出て、何年経っても「今が一番」と思える状態になっている…そんな家具をつくっています。
故障したら修理し、カタチやデザインに飽きたらオーダーリメイクで別の家具へと生まれ変わることもできます。良い家具は手を加え、愛情を持つことで長持ちし、結果、家具を買い替える必要もなく、お手頃だったと思っていただけるかと思います。
プラスデンファニチャーを探し出してくれたお客様は家具に対して一人一人の思いがあると考えます。その想いに100%の気持ちと100%の技術でお応えします。
家具に対しての考え、知識、良いこと悪いことを正直にお答えし、より愛情を持って使っていただけるように…世代をこえて長く安心して使用できる家具をご提供いたします。